今回はv2.9.0の大型アップデートで追加された錬金術システムについて説明していきます。
錬金術システムはざっくりいうと、余った素材を分解してほしい素材に変換してくれるようなシステムです。
錬金術システムとは
錬金術システムはざっくりと説明すると次のようなものとなっています。
- スペシャルチケット、木、布、イベントコイン、魔道具の欠片を分解してポーションをつくることができる
- ポーションを材料にして、スペシャルチケット、木、布、イベントコイン、魔道具の欠片を制作できる
- 素材をポーションに変換するのには1800個あたり8時間かかる(ひとつあたり16秒かかる)
- 変換効率はあんまりよくない(スペシャルチケットと魔道具の欠片は悪い)
余っている素材をほしい素材に変換できるというのはとてもありがたい機能です。
しかし、その代償として変換効率はあんまりよくないので、やればやるほどお得になるシステムではありません。
実際に利用するときには、本当に余っている素材なのか、本当にほしい素材なのかを考える必要があります。
分解と制作について
錬金術画面を見ていただくとわかるように、
- 分解タブ
- 制作タブ
の2つの画面で構成されています。
分解タブでは分解する素材を選択して錬金術ポットのなかにぶちこんでいきます。
制作タブでは素材を選択してポーションを消費して制作します。
それでは、
- どの素材を分解するとどれくらいポーションがもらえるのか
- 逆に、ある素材を制作するのにどれくらいポーションが必要か
ということをみていきましょう。
素材の分解
分解する素材 | もらえるポーション |
---|---|
スペシャルチケット | 20 |
木 | 8 |
布 | 8 |
イベントコイン | 8 |
魔道具の欠片 | 5 |
素材の制作
制作する素材 | 必要なポーション |
---|---|
スペシャルチケット | 80 |
木 | 10 |
布 | 10 |
イベントコイン | 10 |
魔道具の欠片 | 30 |
スペシャルチケット、魔道具の欠片は錬金術で作るべきかすこし悩みますね…
素材の変換効率について
素材→ポーション、ポーション→素材についてみていきましたが、ポーションは媒介するだけですので、素材→素材の関係を見ていきます。
スペシャルチケット | 木 | 布 | イベントコイン | 魔道具の欠片 | |
スペシャルチケット | 4 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 1.5 |
木 | 10 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 3.75 |
布 | 10 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 3.75 |
イベントコイン | 10 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 3.75 |
魔道具の欠片 | 16 | 2 | 2 | 2 | 6 |
1行目にかかれているのは制作する素材です、2行目以降の1列目にかかれているのは分解する素材です。
たとえばイベントコインから魔道具の欠片を作りたいというときは、左上から数えて、右に5つ下に4つ移動したセルを参照してください。
3.75と書いてあると思いますが、イベントコイン3.75個を分解すると魔道具の欠片を制作するのに必要なポーション30個ができるという意味です。
ある素材を分解して同じ素材を作るってことはやる人いないと思いますが、スペシャルチケット→スペシャルチケットをやろうとするとチケットが4つ必要です。
魔道具の欠片→魔道具の欠片をやろうとすると欠片が6個必要です…
魔道具が全部カンストしたら魔道具の欠片を分解するということもあるかもしれませんね。
ジェム換算で考える素材とポーションの関係
すこし不思議に思ったのは、課金してでも制作したい素材があったとします。
その時はスペシャルチケットを購入すればいいのか、それともガチャを引いて、木、布、コインを集めるほうがいいのかということです。
スペシャルチケットはお得セールで買うものとして、一枚6ジェムで手に入るとします。
すると、
\(20 \div 6 = \dfrac{10}{3}\)
となるので、ジェムひとつにつき、 \(3.333\dots\) 個のポーションが手に入ります。
次にガチャをひいた場合はどうなるのか考えてみます。
ガチャは800ジェムで10回引けますので、1回あたり80ジェムで引けると考えます。
まずガチャを1回引くとイベントコインが10枚もらえます。
次に、ガチャの景品はすべてかぶると仮定して素材でもらえるとします。
- SS(素材1600個) 2%
- S(素材400個) 4%
- A(素材100個) 14%
- B(素材50個) 35%
- C(素材10個) 45%
このようになっているので、ガチャ一回で獲得できる素材の期待値は、
\(\dfrac{2}{100} \times{1600} + \dfrac{4}{100} \times{400} + \dfrac{14}{100} \times{100} + \dfrac{35}{100} \times{50} + \dfrac{45}{100} \times{10} \)
\( = 32 + 16 + 14 + 17.5 + 4.5 \)
\( = 84\)
となり、ガチャ1回でもらえる素材の期待値は84と求まります。
それでは、ジェムひとつにつき、いくつのポーションが手に入るか求めます。
\(\dfrac{ (10+84) \times{8} }{80}\)
\(= \dfrac{94 \times 8}{80}\)
\(= 9.4\)
となり、ジェムひとつ、 \(9.4\) 個のポーションが手に入ります!!
課金してでも錬金術で作りたい素材があるならスペシャルチケットを購入して分解するより、ガチャで素材を集めるほうがジェム効率がいいです。
ガチャは爆死するリスクもあるし、衣装家具をコンプリートしている前提で話しているので、実践する際には懐具合と相談ですね笑
錬金術システムは利用すべきか
これまで錬金術システムについてどんなことができるのか、効率は良いのかということをみてきました。
最後に、錬金術システムを利用すべきかどうかについて考えてみます。
あくまで私の場合ですが、v2.9.0のアプデから魔道具という新しいアイテムが登場しました。
魔道具の効果は非常に強力で、とてもとても魔道具の欠片がほしいです。
しかし、魔道具の欠片は手に入れる手段が限られており、追加で入手しようと思ったら錬金術システムを使うしかありません。
もちろん分解する素材は余っているものを選択すると思いますが、私のオススメは木、布、イベントコインのいずれかです。
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